今月の例会は、中小企業診断協会北海道の登録研究会SDGs研究会との合同例会です。昨年に実施した「SDGs・ESG×中小企業診断士サミット」で頂いたご縁で実現しました。
北海道SDGs研究会のホームページはこちら。
北海道SDGs研究会は、会の中枢メンバーと中小機構北海道本部で「SDGs簡易診断」を開発するなど、実践的な取組をされています。
例会では、お互いの取組み事例などを共有し、意見交換を行いました。
1. 北海道SDGs研究会「SDGs簡易診断」概要
北海道メンバーの木谷さんから「SDGs簡易診断」について説明いただきました。
北海道SDGs研究会はプロコンの方が多く在籍されています。ですので、その診断メニューも、中小企業がSDGsに取り組むきっかけに繋がり易いようにうまく設計されていました。
課題を洗い出しその課題をSDGsドミノのように連関させていくワークは、診断を受けた企業にとって、SDGsを身近に感じていただけることに有効であると感じました。
当研究会でも参考にして実践に活かしていこう、という意見が多くみられました。
実際の診断では、企業ごとに経営上の優先課題も様々で、一様な診断では難しい場面もままある、とのこと。ほんと経営ってムツカシイですね。
2.大阪サステナ研の取組み紹介
大阪サステナ研の取組みの紹介は横山代表から。アークハリマさまの支援事例を中心に紹介させてもらいました。
アークハリマさまは当研究会初の実践取組事例となります。半年間の支援が結実されたSDGsのページを改めて確認しましたが、感無量です。
アークハリマさまSDGsページこちらです♪ アークハリマのSDGsの取り組み
3. 意見交換
ブレイクアウトや放課後タイムで有意義な意見交換をしました。
中小企業にとって、SDGsは社会貢献的な側面で受け取られることが多く、重要な経営課題として認識されにくい事が良くあります。
SDGs簡易診断では、SDGs推進におけるこの課題に重点を置いて、目先の経営課題に取り組むことも、SDGsの推進に繋がるということを診断を通じて気づいてもらえるように意識されている、とのことでした。
一方で、大企業においては非財務情報の開示が義務付けられ、いよいよサプライヤーにもSDGsやESGの取組みについて顧客から要求されることが現実になり、中小企業もサステナブルな取組をせざるを得ない状況に既になっているという意見もありました。
法人も社会を構成する一員ですので、社会と未来に貢献できる事業を営んでいただけるように、我々診断士も精進せんといかんな、と改めて強く思いました。
北海道SDGs研究会のみなさま、ありがとうございました!
これからも宜しくお願いします♪♪