第40回定例会12月例会(サステナツアー第2弾in小豆島) 活動報告(2023.12.2-3)

概要

第39回定例会は、小豆島を舞台に、サステナビリティと地方創生の実態について、学び、体験し、味わう1泊2日のツアーを企画し、計10名の会員とその家族に参加いただきました。

本ツアーを企画頂いたのは、地元・小豆島に帰り、地元企業やNPO法人の支援をされている診断士・田中秀典さん。地元に様々なコネクションを持つ田中さんのおかげで、1泊2日の中で以下のような小豆島の企業や団体、自然環境を巡る様々な側面を知ることができました。

・地元素麺会社の取り組まれている、素麺直売施設見学と今後の多角化

・地元佃煮会社が取り組まれている、地区の棚田を守るための部活

・地元醤油会社が取り組まれている、木桶をつかった醤油づくりの話

・山と海が隣接している小豆島の素晴らしい自然と、海岸に流れつく様々な海洋ごみの実態

・海洋ごみの回収と計測に取り組む、クリーンオーシャンアンサンブルの活動と今後の課題

その他、小豆島の各所をめぐり、島の魅力を堪能してまいりました。主な見学先の訪問状況を紹介します。

1.地元素麺会社の取り組み

小豆島は素麺で有名で、製造所がたくさんあります。今回お伺いしたのは、銀四郎麺業様です。素麺工場と直売店を見せていただき、お食事も頂きました。銀四郎麺業は、その小豆島で、今なお昔ながらの製法を受け継ぎ、手延べ麺づくりひとすじに、 “ほんものの味”を守り続けつつ、新しい時代にあった麺づくりにもチャレンジし続けている会社です。オリーブを織り込んだ素麵や、生素麺を頂くことができます。持続可能性を意識した経営で、応援したくなりました。

2.地元醤油会社の取り組み

小豆島は古くから製塩業が営まれ、海上交通の要所であった小豆島は大豆や小麦を手に入れやすく醤油業が盛んになったと言われています。400年以上の伝統ある醤油屋さんが多数ありますが、今回は、伝統ある木桶を使った醤油づくりにこだわっているヤマロク醤油様をお伺いしました。本物の木桶のある蔵を見学させていただき、代々受け継いできた醤油菌を大切に守った醤油づくりを学び、木桶の独特の香りとともに本物の味を確かめました。

小さなスプーンで味比べができます。とても上品で香りとコクのある醤油ばかりでした。たくさんの種類があるので、好みや料理に合わせて使い分けることができます。みなさん、お土産に醤油を買っていました。わたしは、お酢を使っていないポン酢を購入しました。お鍋におススメです。

3.クリーンオーシャンアンサンブル(クリアン)の取り組み

クリアンは海ごみゼロの世界を目指してビーチクリーンや環境教育、海ごみ回収装置の開発に取り組むNPO法人です。今回、サステナツアーでクリアンビーチクリーンに一緒に参加させていただきました。場所は、小豆島の坂出港から少し南東側に位置する多尾海岸です。小豆島でも海ごみが良く集まってくる場所とのことです。

 小豆島の透明度の高いきれいな海に、びっくりするぐらいの多くの海ごみがありました。いちばん多かったのは、ペットボトルです。国内メーカーの物が多く、ほとんどが瀬戸内海に流れ込んだものと思われます。クリアンでは、回収の段階から分別を意識していました。

大きく、硬質プラ、軟質プラ、ペットボトル、金属類に分けます。硬質プラは、再生資源としてコースターに生まれ変わることができます。ごみも分ければ資源ですね。

 1時間弱のビーチクリーン活動でしたが、会員と家族の皆様のおかげで約20kgのごみを回収することができました。お疲れ様でした。

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